2020年10月28日水曜日

菅新総理、古関裕而、3兄弟、裁判所、ジャズ喫茶

  28日(水)、わが郷里、秋田生まれの菅新総理に対する立憲民主枝野代表の質疑応答が終わったばかりである。枝野氏の明快な弁舌に対し、菅氏は小生と同様、朴訥。まあ、なんとか終わってホッとした。それにしても「日本学術会議」問題は政界、マスコミを巻き込んでクローズアップされた。菅さんが、ここまでの混乱を計算していたのかどうか興味深い。

 26日(月)佐倉市にある息子の家を訪ねた。小生、ここ数年の記憶がまだらであり、息子の家に行く自信がない。スマホマップに住所を入力して、その指示通り運転したところ、スイスイと到着した。幸い、小学、中学、高校に通っている3人兄弟も在宅しており、彼らか
ら新しいエネルギーをもらった。
25日(日)梅木先輩からメール。朝の連続ドラマ「エール」。
TDK社歌を作曲したのも
古関裕而さんです。とのこと。改めて(ひしぶり)社歌を聴く。(写真は1985年、社歌の録音風景。歌手は藤山一郎。左端、指揮しているのが古関裕而のように見える)

21日(水)東京地方裁判所へ行く。裁判所傍聴の機会が訪れるなど、夢にも思わなかったが、親戚筋が証言台に立つというので行ってみた。なるほど、なるほど・・・。被告側の弁護士、裁判官の質問は予想を超えていた。勉強になりました。
13日(火)銀座へ。一時より街を歩く人は多くなったが、ほとんど日本人であり、コロナ前、外人ばかりが目立った銀座とはほど遠い。なにしろ、三越正面のライオンさんまでマスクをしている。
10日(金)土浦の図書館に行った帰り、阿見にあるジャズ喫茶「ノーチラス」に寄る。コ

ーヒーを注文するとカップはどれにしますか?と聞かれた。マスターがいるカウンターの後ろには100個ほどのカップがある。カップは飾ではなかった。陶器で飲むコーヒーは美味しかった。霞ヶ浦の近くでジャズ音楽を流しながら暮らすマスターの生き方は”粋”である。


2020年10月17日土曜日

都市対抗野球、TDK(秋田・にかほ市)、7年ぶり全国大会へ!

 


10月13日、第91回都市対抗野球大会・東北予選第1代表決定線は東京オリンピックの行われる福島県営あづま球場で行われた。決勝戦に進んだのはTDK(秋田・にかほ市)とJR東日本東北(宮城・仙台市)。
 以下、毎日新聞記事より・・・。「東北2次予選の第1代表決定戦は延長戦にもつれ込み、あづま球場周辺は闇に包まれていた。TDKが延長12回表に2点を奪い2-0とリードして迎えたその裏。照明に照らし出されたエースの小木田敦也が投じた160球目、最後の打者が空振りの三振に倒れると、選手達はマウンドになだれ込み、歓喜の輪ができた。7年ぶりの出場を決めた佐藤康典監督は「小木田と心中するつもりだった」と感極まった。ー略ー東北で唯一、都市対抗野球優勝経験のあるTDK。小木田は「チームを優勝に導けるような投球をしたい」。2006年以来の頂点に立つ準備はできている。
 TDK秋田に硬式野球部ができたのは1959年。私が高校を卒業してTDK平沢工場(秋田)に入社したのは1960年なので、その前年にできたのである。初代監督は生産管理課長の真崎隆郎さんだった。1973年、初めて都市対抗野球大会初出場初戦敗退。2006年第77回大会ではなんと全国制覇。この時の対戦相手は日産自動車だった。この年、秋田県県民栄誉賞を受賞する。しかし、その後の戦績は芳しくなかった。「先輩、今年は大丈夫ですから・・・」といいながら毎年空手形が続いた。苦節7年、その悔しさをバネに東北予選を勝ち抜いた。
 秋田在住同期入社、今野隆君からのメール「コロナ禍の影響で東北大会は無観客でした。恐らく全国大会も無観客試合になると思います。もしも応援バスが出るとしたらかけつけるつもりです」
 全国大会は11月22日から東京ドームで開催される。有観客となった。今野君はじめ、秋田、東京のTDK社員、OB、家族と一緒に応援しよう。

2020年10月6日火曜日

心に沁みる、89才・外山雄三のチャイコフスキー

 
 5日(月)15:00江戸川橋にあるキングインターナショナルの応接室。二宮さん(大阪交響楽団楽団長)乙黒さん(ディレクター)、宮山さん(キングインター部長)が座る。(主役のお一人、大川部長は急用のため欠席)そこへ水谷さん(キングインター部長)がCDを持って現れる。
 13日発売の外山雄三指揮・大阪交響楽団によるチャイコフスキーの三大交響曲である。ついにCDが完成したのである。
 
 事のはじまりは乙黒さんから2018年にいただいた年賀状である。「オーケストラの録音をしています」と書かれていた。乙黒さんは80才。その乙黒さんが外山先生指揮の大阪交響楽団の録音をしているというのである。これは一大事。乙黒さんにお目にかかりCD化をお勧めした。レコード会社として2002年からお世話になっているキングインターナショナルをご紹介した。
 2019年3月、二宮楽団長と大川部長の面談が実現。お二人とも業界の熱血漢である。「外山・大響のCD化ぜひやりましょう!」ということになり、神楽坂で盛り上がった。
 
 乙黒さん、二宮さんのご厚意で、チャイコフスキー、ベートーヴェン等のライヴ録音を聴かせていただいたが、その演奏はとてつもない高い境地に達していた。
 5日の打合せの席で乙黒さんは語る。「ベートーヴェンの第9のリハーサルの時、外山先生はソリストを”あんたはそんな歌い方をするのか”と叱りつけたんです。会場は凍り付きました。勝手な歌い方をするな、アンサンブルを考えろ、といいたかったんですね」。「これがウチのオーケストラか?と思いたくなるような素晴らし演奏をするようになりました」と二宮さん。
 
 13日発売されるチャイコフスキー三大交響曲についての音楽評論家のコメント。
 「悠然から幽玄へ」「戦後日本のオーケストラ史の生き証人であり、まもなく90才を迎える巨匠の”いま”を刻んだ格調高き名盤の誕生」「多少の瑕を恐れず、外山の音楽を粘り強く再現するオーケストラの健闘も、この音源の大きな聴きどころ」「作曲家(チャイコフスキー)と日本のオーケストラが目指した高遇な理想が結実」
 そういえば外山先生は指揮者の巨匠であるとともに大作曲家でもある。

2020年10月4日日曜日

福田先生を迎え、オーディオ講演会


 コロナに負けず、私が理事を務めるNPO法人・龍ヶ崎ゲヴァントハウスは毎月コンサート(CD)を続けている。メンバーのクラシック音楽&オーディオに対する熱意は並々ならぬものがある。
3日はゲヴァントハウスの特別企画として、オーディオ業界をリードするオーディオ評論家・福田雅光先生をお迎えし講演会を行った。(写真)福田先生とは40年前、カセットテープの音質評価をお願いして以来、定年後もお付き合いいただいている。

この講演会に友人の熊谷さん(秋田)、髙山さん(土浦)、弟(神奈川・山北)が駆け付けてくれた。熊谷さんはこのために牛久のホテルに2泊。空いた時間を利用して、牛久大仏へ案内した。青銅でできた世界最大(120m)の仏像に熊谷さんは感動!
福田先生の講演会は白熱した。会員から「先生はオーディオで生の音を超える音を目指すといっているが、そのようなことを体験したことはあるのか」

「ケーブルで音が変わるというが電源コード、スピーカーコード、機器間のコードのどれが一番音質に作用するのか」「クラシック向き、ジャズ向きのスピーカーという分類についてどう思うか」「ストリーミングで音を聴く人が増えている。CDは残るのか」等々矢継ぎ早の質問に先生は丁寧に答える。「スピーカーについては、日本のメーカーは全滅ですね」という先生の発言に場内から笑いが起こった。

講演会が終わってから「牛久シャトー」のレストランで親睦会。先生を囲んで仲間達はワインを飲みながらディナーを楽しんだ。(写真)
 先生を牛久駅で見送りした後、自宅で弟と金沢の銘酒「日栄歳盛」を酌み交わし、疲れを癒した。