2025年5月24日土曜日

グランドゴルフ心技一体、2度目のオール2打賞達成

 私が所属する牛久グランドゴルフクラブでは練習日にワンプレイ(8ホール)で、ホールインワンが3回でると「ダイヤモンド賞」、各ホールを全て2打で回ると「オール2打賞」が出る。16日、「オール2打賞」を達成した。「オール2打賞」はチーム全体で年に10回ほどでる。40名の会員がいるので、会員一人当たり4年に一回は達成できる勘定になる。私が前回「オール2打賞」を達成したのは昨年の1月だった。幸運である。
グランゴルフのコースの長さは15m×2、25m×2、30m×2、50m×2の8ホール。16日の最終プレイ。どのコースも第1打がホールポストの2m以内に着いた。こういう時は心技一体。50%はツキもある。6ホール目まで2打が続くと、最後の2ホールはさすがに意識する。程よい緊張感の中、無我の境地でボールを打つ。
この境地はプロ、アマチュアに関係なく、競技の種類にも関係なく共通したものであると思う。83才になってもこの体験ができるグランドゴルフは素晴らしい競技だと思う。
14日~15日は千葉県白子町で、一泊で大会が開催された。
牛久9時発。11時、旅館着。昼食・休憩後プレー。4時プレー終了。5時から表彰式と宴会(写真)翌日、午前プレー。昼食後白子出発。帰りのバスは白子名産、初たまねぎで一杯だった。14日のプレーは4位、15日のプレーは8位だった。
一泊ゴルフはいつもと違うグランドでプレーする楽しみと、宴会等を通じてメンバーと親睦を深めることもできる。参加費は一泊、プレー代、4回の食事代を含めて16,000円。費用は年々高騰しており、参加者は減少の傾向にある。幹事の方の心労は大きい。


2025年5月17日土曜日

東京の弁護士事務所訪問

12日(月)12時30分、義弟が迎えに来た。
迎えの車は運転手付きレクサスである。行先、昨年は箱根だったが、今回は東京である。「東京の弁護士事務所に行くので同道して欲しい」という。つくば・牛久インターから常磐道に乗る。
係争中の案件が、山場を迎えているので、一般人の立場から助言して欲しいということだった。私も東京の弁護士事務所に行くなどという機会は人生でありえないことなので、同道したしだいである。(同道するのはいいが、このような場合、着るものに困る。60才で退職してから背広は新調していないし、革靴もほとんど履いたことがない)
車は順調に走り、2時には銀座に到着する。約束の時間は3時30分である。「大分時間がありますのでお茶でも飲みましょう」。義弟は帝国ホテルのラウンジに入る。現役の頃同ホテルを使用したことがある。当時は交際費だったので料金は気にしたことがなかった。ラウンジのメニューを見る。ブレンドコーヒー、2,500円。さすが帝国ホテルである。
弁護士事務所は帝国ホテルの近く、有楽町のビルの中にあった。
義弟は開口一番「今回の案件は固くならず、楽しくやりましょう」「そう言っていただけば私も助かります」と弁護士は答える。さすが大物同志である。弁護士先生の聞き上手に驚く。これに乗って義弟は時にはテーブルを叩いて熱弁を奮う。打合せは予定時間を一時間オーバーして6時30分に終了。話合いの大部分は世間話である。と、いっても世間のレベルが違う。経済界、政界の話。「ところで、今回の案件のキーポイントについてどうお考えですか」と私はやっと一言。大物2人はご心配なく。という表情である。
帰りの車の中で「今回の案件はやり易いと先生が言っていたので一安心です」と義弟。因みに先生は東大・法科の出身だそうだ。
(写真は帝国ホテル・玄関)

2025年5月11日日曜日

本屋大賞「カフネ」、売上げ5億円。作者・阿部暁子さん

 書店の店頭に2025年「カフネ」という本が山積みとなっていた。2025年度本屋大賞受賞、売上32万部突破とある。5月の連休に読んでみる気になった。300頁、1日30頁のペースで読み進める。83才の小生にとって、読書は登山と同じである。休みやすみ、フーフーいいながら読み進める。

最愛の夫を失った主人公、薫子が、弟の元恋人せつなの「家事代行サービス」を手伝うというストーリーである。2人とも子供がいない。私から見ると、不幸な女性2人の生様である。せつなが依頼先の要求に合せ、ある時は要求を読み取って、提供する料理のレシピの多様さ、手際の良さに圧倒される。いがみ合っていた2人も「食」を通じて理解を深め寄り添う。読後、知らなかった女の世界を垣間見た気がした。女と男は違う生き物であり、尊敬すべき生き物だということを痛感した。

「本屋大賞」というのは全国の書店の店員さんが選んだ「一番売りたい本」だそうである。32万部売れたということはどういうことだろう。「カフネ」は定価1,870円である。これに32万をかけると、5億円を超える。これは凄い。作者に10%の印税が入るとして、5千万円になる。その他、原稿料が入るのかもしれない。

作者は阿部暁子さんとある。阿部さんとはどんな方だろう。阿部暁子(あべあきこ)1985年、岩手県花巻市出身とある。2003年第18回全国高等學校文芸コンクール小説部門最優秀賞・文部科学大臣奨励賞、2008年に「いつまでも」で第17回ロマン大賞受賞し、コバルト文庫からプロデビューとある。






2025年5月3日土曜日

最大のライバル、マクセル元社長さんにお目にかかる

 カセットはオランダのフィリップスが考案したものだが、日本のテレコメーカーとテープメーカーに特許を無償公開した。会話の録音しかできなかった品質を音楽用に向上させたのは
TDK、マクセルといった日本のメーカーだった。TDKにとって、マクセルは最大のライバルだった。昨日、カセットビジネスの余韻が残っていた頃、マクセルの社長さんだった赤井紀男さんにお目にかかった。赤井さん、1940年生まれ。私より2年先輩だが、その若々しさに驚いた。(写真、左から畠山、赤井さん、吉野さん)赤井さんは語る「フィリップスからテープメーカーはソニーとTDKの2社で良い。といわれ、驚いて羽田空港までフィリップスの担当者を追いかけて、マクセルの技術力を訴えた。アレがなかったら今のマクセルはありませんでした」隠れたエピソードに感動した。
赤井さんを紹介して下さったのはTDK・OBの増田尚三さん。赤井さんと増田さんは守谷市自治会の役員仲間だという。増田さんは肖像画のプロである。(写真・右、増田さんの作品)増田さんからTDK同期の吉野宏さんに話があり、吉野さんのお誘いで、赤井さんにお目にかかることができたのであった。
「今度ゴルフをやりましょう」ということになったが、120タタキの私は大いに当惑している。