2021年4月10日土曜日

酒も音楽も求めるのは至高の”純”


  7日(水)、外出先から帰ると、玄関に包みがあった。
家内が外出する時に受けとったらしい。包の形状から日本酒ではないかと思った。送り先をみると、高校の後輩の名前。悪いことをしたな・・・と思う。
 昨年、彼とゴルフをした時、酒の話をした。
 秋田の酒といえば、両関、爛漫、高清水、大平山、由利政宗、飛良泉と秋田市か県南に集中している。北秋田の酒は聞いたことがない・・・というような話をしたような気がする。
 

その時「先輩、北秋田にだって、美味しい酒ありますよ」と彼がいった。
 包を開けると、「北秋田」という一升瓶が2本入っていた。
 日本酒はなんといっても一升瓶である。そして、デザイン。「北秋田」なかなかいい顔をしている。酒造メーカーは北鹿(ほくしか)とある。
 北鹿酒造は秋田の県北に位置している北秋田郡と鹿角郡の酒屋さんが合併してできたのだという。本社は秋田犬で有名な大館市。
 同地は十和田、八幡平、白神山地を有する山紫水明の地。秋田米の旨味を生かすのが特徴だという。冷やしていただいてみると、雑味がない。”純”である。冷もいいが、真冬にキリタンポをいただきながら、飲む熱燗は最高だろう・・・と、想像した。
 昨日、マーラーの交響曲第9番をアバド指揮ベルリン・フィルで聴いた。
 

次元の違う感銘を受けた。死をテーマにした曲だというが、終楽章の消え入るような静寂を聴いたら、天空に浮いたような幸福感に包まれた。
 日本酒の味も音楽もいかに雑味、喧噪からとき離れることができるか、”純”になれるかではないかと感じた。

 座禅を組み、無我の境地に入るのと似ている。

1 件のコメント:

  1. お疲れさまです!北秋田を飲むとまろやか過ぎて飲みすぎてしまう!まずは喜んで貰えて嬉しい( ´∀`)ありがとう御座います(^_^)/

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