12時、銀座・松屋のレストランへ。TDK・OB5名による会食である。発端は5月はじめだったろうか。I女史からのメールだった。「Yさんと久しぶりに食事をしましょう。他、どなたにするかお任せします」。Ⅰ 女史はTDKの前、イギリス大使館に勤務していた才媛である。現役の頃、Ⅰ 女史はYさんの才能を認めていた。そのYさんも古希である。私が参加を依頼したのは工学博士のOさんと、経理畑で活躍されたNさん。会食しながらの話題は知的で国際的。ついていくのがやっとだった。
会食が終った後、流れた先が帝国ホテル(写真・上)の「東京三田倶楽部」。これは望外の出来事。後で調べて分かったことだが、「東京三田倶楽部」は慶応義塾大学OB会である「三田会」の組織。ただ、慶応義塾のOBであれば誰でも利用できるかというと、そうではない。
「東京三田倶楽部」の会員になる必要がある。その条件が結構厳しい。東京三田倶楽部正会員二名の推薦が必要のようである。また、ネットには”「東京三田倶楽部」が日本の政財界を動かす力がある”という書き込みもある。Nさんはこの倶楽部の正会員なのである。
Oさんを私に紹介したのはNさんだった。その時Nさんは「TDKで部品を語れるのはOさん、テープを語れるのはHさん(小生)」と言ってわれわれを引き合わせた。午前、私はカセットテープの打合せで、出版社へ行った。「東京三田倶楽部」のミーティングが終ると、Oさんは社長さんの集まりの会に参加して技術行政の話をするという。二人はNさんが指摘した通りの活動をしている。Nさんは経理畑で活躍された方である。どこでわれわれを観察していたのであろうか。
Nさんは温厚で発言も控えめであるが、内面に鋭い洞察力を宿しているようだ。さすが、日本を動かす力があるといわれる「東京三田倶楽部」の正会員である。
相変わらずの行動派で顔が広い!
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