12月1日の出来事も忘れてはならない。
新潟の友人がサントリーホールのコンサートに行けなくなったので、行って欲しいとチケットを送ってきた。(この友人、小生のようにチケット代は払ってくれなどという野暮なことはいわない。)
コンサートは人気絶頂のワレリー・ゲルギエフ指揮のマリンスキー歌劇場管弦楽団。
マリンスキー劇場はロシアのサンクトペテルブルグにある歌劇場だが、ゲルギエフが音楽監督になってから、ロシアオペラのみならず、イタリア・ドイツ・オペラもレーパートリーに加え、オーケストラとしての実力も世界の20指に数えられるまでに躍進している。
当日のプログラムはオール・ショスタコーヴィッチ。普通クラシックのコンサートは7時開演で9時前には終了するが、終わったのは9時30分。なにしろ、盛り沢山。前半がオペラ「鼻」の間奏曲にはじまり、交響曲第1番、ピアノ協奏曲第1番(曲目変更)と続く。休憩を挟んで後半は交響曲第10番。
それにしても大変な名演で会場は一曲終わるごとに大歓声。
休憩時間には華道の假屋崎省吾、なかにし礼などの著名人、数多くの音楽評論家の顔も見えた。
ただ、客の入りは7割ほど。
不況の影響か、もしくはオール・ショスタコーヴッチというプログラムの影響か。
入場料、S席2万円。
さすがのゲルギエフも4日間、サントリーホールを満席にすることはできなかった。
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