この数日、オペラDVDの視聴に追われている。
オペラというとプッチーニとかヴェルディが一般的だが、昨今みたのは1枚が1737年にフランスの作曲家、ラモーの作曲した「カストールとポリュックス」、もう1枚は1640年にイタリアのモンテヴェルディが作曲した「ウリッセの帰還」である。
1640年から1737といえば江戸時代初期から中期のである。このころ、イタリアを中心にオペラが勃興していたのである。2枚のDVDともプッチーニ、ヴェルディの作品に劣らない素晴らしいものだった。
ところで、オペラ作品で最も長いものといえばワグナーが作曲した「ニーベルングの指輪」である。このオペラは1853年~1874にかけて作曲されたもので、上演時間は14時間以上に及ぶ。CDにして14枚の大作である。全体は4部に分かれており、上演も4日間にわたって行なわれるのが普通である。
このオペラを上演するためにワーグナーはドイツのバイロイトに祝祭劇場を作ったが、2008年この劇場で上演された「ニーベルングの指輪」が12月に発売された。(輸入盤)
このCDを聴いて、ワーグナーがこのオペラでいいたかったこと、それは「愛と死」それと「永遠」ではないかと感じた。それは全ての芸術家、もっと言えば人間すべてにとってのテーマではないかとも感じた。
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