2018年4月9日月曜日

老い仕度


Nさんから電話をいただいた。
「こんどの日曜日(8日)空いてますか?ご招待しますから付き合っていただけませんか?」
 Nさんとゴルフをするのは20年ぶりくらいである。Nさんが理事をつとめる筑波のゴルフ場にでかけた。東京近郊のゴルフ場でしかも日曜日にゴルフをするなど、年金生活の私にはなんとも贅沢な話である。ゴルフ場に到着すると、駐車場は満杯。ベンツ等の外車がズラリと並んでいる。正面玄関でキャディさんがお出迎え。ゴルフバックを降ろすためバックドアのボタンを引く。「ホホホ、お客様、それ給油口です」。なんと、バックドアのつもりで給油ボタンを引いたのである。
 レストランでコーヒーをいただきながら、Nさんを待つ。「やあ、光っているものが見えとる思ったら、畠山さんの頭じゃないですか」
  キャディ付き、2人でまわる。キャディさんは山形出身。同じ東北ということで気を許したのか私に耳打ち。「N様も最近、耳が遠くなられて・・・」。「実は私もそうなんです」。スコアの方はNさんが90、私が110。こんな下手な私をゴルフに誘って下さる。なぜだろう?多分、ゴルフ仲間もご高齢で引退される方が多くなっているのではないか・・・。
 「畠山さん、またやりましょう」「よろしくお願いします」嬉しい反面、寂しくもあった。
 
秋田の実家の兄が自分史を送ってきた。タイトルは「農業と卓球と音楽」。経歴を見ると、農業高校、農業短大首席。農業の傍ら地元中学校の卓球コーチをやり県大会優勝に導く。若い頃、衆議院議員の斎藤憲三、村岡兼造の応援弁士を依頼される・・・。「俊、自慢話をするために自分史を出したと誤解されないかな」「兄貴、人生は自慢話と自己満足だと思うよ。気にしない方がいいよ。記録を残すことが大事だと思うよ」

8日、ゴルフから帰ると、Kさんからメール。「Hさん(NCR・OB)奥さんが要介護1のため、飲み会欠席するそうです」。またか・・・。こんな話が続く昨今である。

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