2018年3月23日金曜日

私のアルバムから①青山和子(歌手)



私の写真アルバムから、いくつかの写真を紹介していきたい。
一枚目は歌手の青山和子さんである。昭和40年(1965)に撮影したものである。
当時、私は社内報「TDKタイムズ」の編集をしていた。表2に、「私のアシスタント」とう頁を企画した。これは録音テープを使用している有名人に登場していただき、録音テープの活用についてコメントをいただくものだった。当時はオープンテープで、TDKテープではなく「シンクロテープ」というブランドである。(写真、文章とも私が担当し、編集した)以下、青山さんのコメントである。

去年はついていたわね。
″愛と死をみつめて″はレコード大賞をいただくし″紅白歌合戦″には出していただくし・・・。
歌手にとって、一番幸福なことはよい歌をいただくことね。だから私はほんとうに幸せです。それにしても大切なのは、やはり練習ですね。
 私は土井啓四郎先生にご指導いただいているのですが、先生は大阪でしょう。それでお互いに忙しいものですから、先生からの指導はほとんどがテープです。歌の感じ、発声方法など、ピアノをひきながら録音されたテープを送って下さるわけです。だからシンクロテープはかげの功労者ね。
 最近は4時間くらいの睡眠をとるのがやっとですから、シンクロともだいぶご無沙汰しております。 
 今年で私も成人、だから積極的に歌って、ファンの期待に応えるつもりです。よろしくね。
 
 <略歴 京都生まれ。昭和33年、コロムビア全国歌謡コンクールで優勝。コロムビア入社。34年デビュー、〝あしたの風″〝青い山脈"など清純な歌をうたう。39年〝愛と死をみつめて″でレコード大賞受賞。芸名の名づけ親は作家の石坂洋次郎>




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