11月30日、郷土(秋田)およびTDKの先輩である柏倉哲さんと忘年会を行った。柏倉さんは我孫子、私は牛久ということで、場所は中間である取手の居酒屋。
柏倉さん(81才)とは50年以上の長いおつきあいである。特に1963年(昭和38年)から6年間、市川市にある独身寮でお世話になった。その後も結婚式の司会をお願いしたり、教養クラブ(2015,5,23ブログ参照。柏倉さん他メンバー写真)に入れていただいたり・・・。そういえば、今まで柏倉さんの生い立ちを聞いたことがない。思いきって聞いてみた。
「私の祖父は平沢で田畑を所有し、旅館も営んでいたんですよ。羽振りの良い時もあったんですが、長続きしませんでした。父は理髪店を経営しておりましたが、家族も多く、生活は楽ではありませんでした。私は学校を卒業すると”飛良泉”に就職しました。”飛良泉”は日本でも有数の伝統ある酒屋です。(京都に銀閣寺が建立された1487年創業)その後、TDKに転職しました。大学は夜学です。父母とも40~50代で亡くなったため、自分も長生きできないと思い、多額の生命保険に入りました。皮肉にもこうやって長生きしております」
私が入社した頃、柏倉さんは人事部門のエリートであり、職務分析などを担当していた。
「飛良泉の社長もTDKの山﨑社長も立派な方でした。特に平沢工場長の小松正一さんは人徳があり、神様のような方でした」
柏倉さんは人事部門の上司の紹介で、良家の奥様と結ばれ、お孫さんにも恵まれた。今は詩吟やカラオケの仲間と楽しい日々を過ごされている。来年、昔話の続きを聞くのが楽しみである。
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