15日(水)10時 日本記録メディア工業会訪問
宮田事務局部長と四方山話。別れ際の会話
「畠山さん、来年、各社のメンバーと会いましょうよ。松本さんによろしく」
「松本さんと今晩会いますよ。TDK柳橋倶楽部で」
「え、実は私も今晩、飯崎さんのお世話で柳橋倶楽部へ行くんですよ!世の名狭いですね」
その後、11時30分から銀座で昔お世話になった取引先の営業マンと会う。
「中国には白い金と灰色の金と黒い金というのがあるそうですね」
「石川達三の”金環蝕”なんか読むと、日本の昔の政官業の裏話も凄いね」
「贈答品の靴下の底に商品券を入れるとかありましたよ。私の知ってる営業マンは取引先へ渡す商品券をチケットショップで換金して自分のポケットに入れてしまった。後でバレたが、彼が正直に白状したので首にはならなかった」そんな時代でした。
15時、銀座「山野楽器」でCDコーナーを覗く。1920年~70年、米国で活躍したフランチェスカッティのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の海外盤が目にとまる。フランチェスカッティは田舎(秋田)の兄
の愛聴盤である。買い求める。クリスマスプレゼントになれば幸いである。
18時、TDK柳橋倶楽部。カナダから来日した「上田さんを囲む会」が開催された。当日の参加者は13名。上田さんは慶応大学の出身であり、現在カナダで住宅会社を経営している。その前にTDKに在籍していた。部署は違うが私の先輩である。当日の参加者に慶応出身者が5名いた。私は慶応とは縁も縁もないが、なぜか、上田さんから幹事の役を仰せつかった。私は司会は慶応出身で退社後も業界のカリスマとして人望を集めている松本さんに司会を依頼した。松本さんの名司会で会は大いに盛り上がった。メンバーの中に現役が3名いた。その内の1名、吉野君の挨拶は嬉しかった。彼は定年後、某国立大学の講師を依頼されているという。もう一人の岡部君は当日会場になった倶楽部を傘下に収めるTDKサービスの社長である。山形の40年ものの古酒を差し入れてくれた。日本酒でありながら琥珀色で紹興酒に似た味がした。もう一人は参加者の中で最年少の田村君。彼も慶応出身。イケメンである。「もう51歳です」と本人は照れるが70歳前後のOB族にとっては心強い。
9時10分頃、会は田村君の締めで閉会。私は宮田さんがいる宴席にうかがう。「やあ、畠山さん!」
宮田さん、飯崎さんの他、富士写真、三井化学、リコー等の幹部が笑顔で迎えてくれた。
柳橋倶楽部を出ると、外は肌を刺す寒さ。私は大先輩の浜崎さんと並んで浅草橋駅に向かう。
「最近は睡眠と、排泄が課題なんです」
私もこんなことを話題にする年になった。
「そうなんだ。朝早く目が覚めるし、トイレに一時間もいるときがある」
浜崎さんも同様のようである。
といいながら、この日の心と体は十分満たされていた。
久しぶりに気の会う会社の先輩後輩、業界の方々とお会いすることができた。
0 件のコメント:
コメントを投稿