2026年5月1日金曜日

90才、折り目正しいK先輩

 
4月28日、K先輩と食事をした。
K先輩、独身寮時代からお世話になった方である。
今年、めでたく90才になられたというので、お食事にお誘いしたのである。K先輩、我孫子にお住まいである。「それなら、取手で鰻でも食べましょう」ということだった。我孫子にも美味しい鰻屋があると思うが、私が牛久なのでK先輩は中間の取手を指名されたのである。
K先輩とはそういう方である。いつも後輩の私に気遣う。ご一緒に食事をしても、ご自分で払ってしまう。
K先輩が不測の事態のために携帯の電話番号を送信してこられた。牛久駅に向かう途中、時間確認のため、歩きながらスマホの電源を入れた。なんと画面が真っ暗である。電池切れだった。いつも充電には気をつけていたが、こんなことは初めてである。
取手の待ち合わせ時間は11時45分。一本早い電車に乗って、予約した鰻屋「和音」の場所を確認するつもりだった。しかし、牛久駅についたら、一本早い電車はすで発車していた。途中でスマホをいじっていたことと、歩くスピードが遅くなったためである。若い時のように電車に間に会わないので走るといったこともできなくなった。
取手駅に着くとK先輩が待っていた。「携帯に電話したんだけど」と笑われた。
駅を後にして「和音」を目ざして歩きはじめる。方向が違うことに気づいた。幸い若い郵便配達員がいたので「和音」はどちらですか?と尋ねると、こちらですと親切に教えてくださった。来た道を50mほどもどり、左折して無事辿りついた。
 K先輩の「最近は、なんの連絡もなく、年賀状を止める知り合いがいるので淋しい」という一言が印象に残った。そういえば、「返事をしないのも意思表示の一つ」というのが、最近は常識になっている。改めて、K先輩は折り目正しい方だと思った。
 私もK先輩のように90才まで折り目正しい生活ができるよう精進したい。


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