9月17日のブログ「メル友からのアメリカ便り」を見た内野森一さんからメールをいただいた。内野さんは現役時代の仕事仲間。名コピーライターである。
クリーブランドを読ませていただきました。
クリーブランド管弦楽団のセベランスホール(題材に)で、広告(コピー)を書きました。取材に行った時に監督室でロリン・マゼール(指揮者)と会いました。
ビック5と呼ばれるオーケストラがある町には必ず立派な美術館がありました。
NYにはご存知のメトロポリタン美術館やMOMA(近代美術館)、ボストンには岡倉天心が東洋部長になって集めた、日本にあれば国宝級のコレクションで有名なボストン美術館、シカゴにはオーケストラホールの斜め前にあるシカゴ美術館、フィラデルフィアには奈良の寺を移築した部屋があるフィラデルフィア美術館、そしてクリーブランド美術館です。
すべてが米国の財力を示す第一級の美術館です。
北東部に良いオーケストラが集中しているのは、そこからアメリカ合衆国の歴史が始まったからではないでしょうか。私は米国の歴史を勉強したことはありませんが、独立戦争が始まったのはボストンだったような・・・ボストンの街にはその戦いの跡をたどるコースがあったと思います。米国の北東部はニューイングランドと呼ばれておりますし、独立宣言はフィラデルフィアだったと思います。
内野さんは写真家の木之下晃さん(1936~2015、2006年紺綬褒章受章)とアメリカの音楽文化について取材旅行を行っている。その成果が1987年、新潮社から出版された「アメリカ音楽地図」(写真)である。
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