2014年12月25日木曜日

クリスマス前の意外な贈り物。長谷川等伯、狩野永徳

クリスマスイブ前日の23日、弟から宅急便が届いた。
弟は山北町(小田原市の隣)在住。66才。私立高校の教師をやっている。定年を過ぎているのに学校にひきとめられているとは本人の弁。
荷物はズシリと思い。10キロ近い。中を開けてみると、長谷川等伯と狩野永徳の画集と、安倍龍太郎作「等伯」上下2巻(第148回直木賞受賞作品のタスキあり)が入っていた。

偶然であった。
私は7日~9日、牛久在住の友人と能登半島の旅行に出かけた。その時、驚いた事があった。七尾市に行った時、ガイドが「ここは能登・畠山家の城下町です」と語った。隣の席の中田さんが「畠山だって」と私の顔を見た。私はこの時まで七尾が畠山家の城下町だったことを知らなかった。
弟に能登に行ったとメールする「七尾には行ったか?」と問いかけられた。弟は「等伯」を読んで、七尾市がかつて畠山家の城下町だった事を知っていたのだった。

弟はこの機会に私に能登・畠山家を知ってもらいたい。また、家臣である奥村家の子として生まれた長谷川等伯(1539~1610)の絵と、等伯とライバル関係にあった狩野永徳(1543~1590)の絵の素晴らしさも知ってもらいたいと思ったのだった。

なお、私の実家の祖先は能登・畠山家ではなく、重忠で有名な秩父・畠山家だと伝えられている。

*画集の作品は著作権上添付できないので、画集の表紙を添付した。(写真・上)
等伯画集の表紙を飾るのは「松林図屏風」(国宝・東京国立博物館)、永徳画集の表紙を飾るのは「唐獅子図屏風」(宮内庁三の丸尚蔵館)

0 件のコメント:

コメントを投稿