先週から今週にかけて2つのオーケストラコンサートを聴いた。
25日(土)東京シティフィル。指揮はバルカン室内管弦楽団音楽監督の柳澤寿男。曲目は小生の大好きなドボルザークの交響曲第8番。ドボルザークといえば第9番「新世界」が有名だが、私はむしろ若書きの素朴で率直な曲調の第8番が好きである。柳澤と東京シティフィルはこれを熱演。わざわざ「ティアラこうとうホール」まで足を運んで良かった。(帰り、マフラーを忘れた事に気がつく。事務局にメールを入れた所、鴾田さんが探して下さり、自宅へ送って下さった。ありがとう)
29日(水)はテミルカーノフ指揮のサンクトぺテルベルグフィルハーモニー管弦楽団によるチャイコフスキーの交響曲第4番。チャイコフスキーといえば第6番「悲愴」が有名だが、私はむしろ若書きで素朴で率直な第4番が好きである。(偶然、前段と同じ文章になった)
同じ若書きの作品とはいえ、東京シティフィルとサンクトでは雰囲気が全く違った。東京シティフィルの音は新鮮な音であるが、サンクトの音は渋い。そこにロシアの伝統というものを感じた。
サンクトの会場はサントリーホール。休憩時間、音楽評論家のT先生にお目にかかった。先生は欧米のオペラ劇場を駆け回っておられる。「ワーグナーは長くて困るね。ヴェルディくらいが丁度良い」T先生も70代半ば。その気持ちは良くわかる。指揮者の下野竜也さんが通りかかり、T先生に黙礼された。ドナルド・キーンさんも通りかかる。91才、お元気である。
29日はコンサートの前、15時に銀座のロイヤルクリスタルで西宮さんにお目にかかる。17時30分に銀座・小洞天で和会の新年会。誠に有意義な一日だった。
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