2020年7月12日日曜日

HARD OFFで中古品の銘機に出会う


最近は体の方にガタがきているが、オーディオ機器が相次いて故障。昨年末はCDプレーヤとアンプがイカレタ。(12月15日、ブログ)買い換えたアンプについてはパワー感、特に低域が不足しているが、音に透明感があり、ほぼ満足し
ていた。しかし、先週、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」を聴いて愕然。ワーグナーの深淵な音楽がでてこない。ビルギット・二ルソンという名ソプラノ歌手の声が軽く聴こえる。これはイカン!楽器の音は音質が多少変化しても我慢できるが人間の声が違って聴こえるのは致命的である。
 もしや、掘り出し物はないかと市内のHARD OFFに行ったら、ありました。DENON PMA-2000Ⅱである。(写真・上)昨年故障したアンプの後継機種である。1998年オーディオ大賞で「グランプリjr」を受章した銘機だ。定価10万円だが、オーディオ評
論家・長岡鉄男は20万円級の上質な音と評した。店頭中古価格は¥49,500。
 セッティングして音を出したら、スピーカーが生まれ変わったように蘇った。低音が鳴ると、床まで響く。凄い!気分をよくしてたまにはスピーカーの埃でもとってやろうかと、サランネットを外したところ、愕然。なんとウーハーのエッジに穴が空いているではないか!(写真・中)音が良くとも、穴空きのウーハーを見てしまうとさすがに精神衛生上、良くない・・・。そこで思いだした。HARD OFFの店頭にスピーカーがあったな!もしかして、そのもしかしてが的中した。現在使用中のONKYO Ⅾ-77FRXの後継機種、Ⅾ-77MRⅩが店頭に並んでいた。(写真・下、2000年制、定価11万)。店頭中古価格¥44,000。即購入した。
 聴いてみると、FRXのように床鳴りするような重低音は出ない。低音は締まっている。FRXの床に響く重低音はウーハーの穴がバックロードホーンのような作用したのではないかと推測する。
 最近のスピーカーの新製品は背の高いトールボーイかコンパクトなものが多い。しかもバカみたいに高い。3ウェイ方式の方が高音から低音までメリハリがあり繋がりのある音がでるはずである。その点からMRXは中古品でなと手に入らない銘機である。

0 件のコメント:

コメントを投稿